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    2012.10.01 Monday

    音の行方 (山形よみかき小冊子 ひまひまvol.05)

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       常に身の周りに当たり前のようにある「音」。風の過ぎ去るとき。冷蔵庫の作動音。隣の人の話し声。日頃われわれはそれらを意識している機会は少ない。

      Century">たぶんそれは、一般的に音楽を聴いているという行為は「集中的聴取」であり、意識していない音は「周辺的聴取」ということに分けられる。つまりそれらの音たちは「周辺的聴取」として無意識に捉えているのだろう。ではなぜ、人は意識する音と聴き流す音を自然に判断してしまうのか。



      Century">そもそも「音楽」とはいったいなにを指すのだろう。西洋音楽ではメロディ・リズム・ハーモニーが三要素と定義されているが、それらばかりが本当の意味での「音楽」とは言い難い。もちろんこれまでの人類の歴史の中でそれぞれの時代における音楽の役割というものがあってのということが前提の定義ではあるだろうけれど。



      Century">「音楽」というものを語ると際限のないものになってしまうだろうし、以前よりそれらのことは様々な専門家や学者の方々が語り尽くしているだろうから、今回は個人として音との関わりを考えてみたいと思う。



      Century"> 主観として、文字通り「音を楽しむ」ことが音楽ではなかろうかと考える。だが、単純に音といっても、時間との関係、空間との作用、それら様々な要素が重なり合っているからこそ、音は面白いと感じる。それは、たとえそこに音が鳴っていなかったとしても。



      Century">学生時代、自分は毎晩のように音楽を聴いていたのだが、あるときなぜか、とても「うるさい」と感じてしまった。CDCentury;mso-hansi-font-family:Century">やTVCentury">の電源を落とし、そこでぼんやりとしていると、時計の音がとても大きく感じられたり、冷蔵庫の作動音が突拍子もなく鳴り出したり。なんとも、その空間自体を表していると感じたことがあった。つまり、音がその空間をカタチつけているというような感覚を覚えた。



      Century">それは、自分自身のなかでは何か発見したような喜びがあり、他の人はどのような音に着目するのだろうかという関心が大きくなった。無論、ジョン・ケージやRmso-hansi-font-family:Century">・マリー・シェファーやブライアン・イーノの影響は多大にあるし、レーベルを立ち上げようとしたきっかけは他にも理由はあるが、一番の衝動はこの体験から。



      Century">「フィールドレコーディングは写真を撮影することに似ている。」このコンセプトのもと、CDCentury">プレス最初の作品『in drawingCentury">』の制作がスタート。フィールドレコーディングとはそもそも、野外で音を採集するというもの。写真と同様にそれぞれの視点や感覚が如実に現れるのではないかという発想、つまりは、その人のフィルターを通すことで、そこにあるものがまた違ったモノに見えたり、聴こえたりするのではないかという考えからだ。6mso-hansi-font-family:Century">名のアーティストに、それぞれに約10Century">分間で好きな場所、好きな時間にフィールドレコーディングを行なってもらい、その採集してきた音を無加工で収録した。ガラパゴスの大自然の音、エアコンの音に着目した音、喫茶店の雑踏音。様々な場所で採集されてきたそれらの音たちは、その個人個人の時間と空間を10Century;mso-hansi-font-family:Century">分間そのまま切り取ってきたようで、これは正に「音楽」だと興奮を覚えた。そしてあえて、CDCentury;mso-hansi-font-family:Century">ジャケットにはどこで録音されたものかを表記しなかった。どこで録音されたかが問題ではなく、それぞれが想像して音楽として聴いて欲しかったからだ。



      Century">思うに、人は音に意味を求めすぎているのではないだろうか。いや、それは音ばかりではなく、様々な事象すべてにおいて。



      Century">意味は自分の中で考えればいい。受動的に捉えて、歌詞やメロディの世界に自分の経験などを重ねて楽しむことはもちろん面白い。だが、大げさなことを言ってしまえば、ちょっと意識しただけで、自分たちが想像もしないセカイはいつだって傍にあるのだ。

      Century">

      Century">奥山心一朗

      山形よみかき小冊子 ひまひまvol.05へ寄稿

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